| 『酵素』の研究が遅れた理由には外部から取り込まなくてはならない |
| ビタミン類などの「補酵素」に比べて、『酵素』は体内で永遠に作り続けられると思わ |
| れ重要視されなかった背景がある。しかし最近の研究により、 |
| 『酵素』の方にこそ、健康に重要な働きをしていると考えられるようになってきた。 |
|
| 『酵素』が優れていると言われる所以は、何千種類もあるというのに特定の |
| 酵素が特定の基質に間違わずに反応する点だ。人間はたくさんの食物を |
| 食べるので種類も質もさまざま。だが『酵素』は食べたものの質に応じて、 |
| 担当する『酵素』の種類が決まっている。 |
|
| 1894年にドイツのフィッシャーはこの酵素の基質特異性を説明する |
| ために有名な「鍵と鍵穴説」を提唱。これはわずかにしか違わない形状なのに、 |
| 特定の場合にしか反応しない正確性を言い表すのに最適なモデルとして |
| いまだに語られている。 |
|
| 『酵素』には外部から取り入れる「食物酵素」と人体にもとから備わっている |
| 「潜在酵素」がある。その潜在酵素の中にも大きく分けて生命活動を維持する |
| 「代謝酵素」と食物を消化する「消化酵素」と呼ばれる2種類が存在する。 |
|
| 「消化酵素」とは食べるだけでは体内に摂り込むことができない栄養を吸収 |
| できるくらいにまで細かい分子に分解して肝臓や筋肉に貯蔵させる働きをする、 |
| こうやって貯蔵されたエネルギーは必要なときにエネルギーとして活躍してくれる。 |
|
| 「代謝酵素」は生きていく上での活動に必要な化学反応を促進する触媒活動を行う |
| この「代謝酵素」が正しく働くためには「消化酵素」が正常に動き、 |
| 食物に含まれる栄養素をきっちりと消化吸収しなければならない。 |
| 具体的な働きを簡単に説明しておきましょう。 |
|
| まず食べ物を口に入れると出てくるのが唾液に含まれ、タンパク質を分解 |
| する消化作業を始める「αーアミラーゼ」。噛みこなされた食べ物が到達 |
| すると、今度は「ペプシン」と言う酵素が胃酸と協力してタンパク質を |
| 消化する。この「ペプシン」は酵素発見第1号だ。 |
|
| その他、「消化酵素」で主なものには三大栄養素と言われる |
| タンパク質、脂肪、炭水化物の消化に関わる「アミラーゼ」「プロテアーゼ」 |
| 「リパーゼ」の三つがある。 |
|
| 「アミラーゼ」は唾液中とすい臓と腸に分泌され、炭水化物を分解する。 |
| 別のタイプの「アミラーゼ」は特定の種類の糖を分解する。ラクターゼは |
| 乳糖(ラクトース)、麦芽糖(マルトース)を分解する「マルターゼ」、 |
|
| さとうきびとピーナッツの糖(サッカロース)を分解する「サッカラーゼ」 |
| などがある。胃と小腸で働く「プロテアーゼ」はタンパク質の消化を助け |
| るもので、小腸で働く「リパーゼ」は脂肪の消化を促すもの。 |
|
| そしてこのように「消化酵素」が頑張って作ったエネルギーにより、 |
| 「代謝酵素」が働き出すのだ。摂取された栄養素を新しい筋肉組織、神経細胞、 |
| 骨、皮膚、分泌組織を作るのに利用していく。食物のリンを骨に変換する |
| のも酵素なので、骨祖しょう症に苦しむ人が多い女性にも知って欲しい情報と言える。 |
|
| ほかにもいろいろなところで顔を出すのが「代謝酵素」。呼吸器系の酵素 |
| は肺から二酸化炭素の排泄を強力に推進、尿酸解毒酵素は尿酸を尿に変換 |
| してくれる触媒の役割を果たす。怪我をしたときに血が止まるのを助ける |
| のも実は酵素の働きによって鉄分が凝縮するからです。 |
| |
| 【デトックス】体内の毒素を出して細胞から・・・・ |
| また毒性物質を簡単に排泄しやすい物質へと変える働きもあり、危険な |
| 老廃物から血管を始めとする身体組織を守ってくれている。肌の生まれ変わり、 |
| 老化による体内のサビ止め、脳機能の回復、疲労物質の蓄積、 |
| 免疫細胞の活性化、肥満の要因にもなる栄養の分解吸収などなど、 |
| 酵素の働きは本当に多岐にわたる。 |